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ラピスラズリ 236 LINE

家までの帰り道、三人で歩いた。
栞ちゃんの歩幅に合わせてゆっくり。


「るりちゃんの職場、
お兄ちゃんの会社と近いよね?」


私と匠君の間を歩く栞ちゃんが
左右を見比べながら話す。



「ああ。近いっちゃ近いかな」

「そうなんだ?
じゃあ会ってたかもしれないね」

「んー。でも、人口は
この町の比じゃないしな」


冷たい空気に白い息。
栞ちゃん越しに匠君を見ながら歩いた。


会社の近くは、人の多いオフィス街。

匠君だけに限らず、
誰か知り合いはいてもおかしくはない。

……だから、田島さんと歩いてるところだって、
誰が見ててもおかしくない……。






栞ちゃんたちの家との分かれ道まで来た。


「あっ、るりちゃん、LINE交換しよ!」

「あ、うん」

「お兄ちゃんもしようよ。
黙って見てないで」

「え、俺?」


匠君、明らかに面倒くさそうな顔してますが……

栞ちゃんはにこにこしている。


「『瑠璃』入ったー」

えっと、『shio☆』と、『山内 匠』。


「俺も入った」

「私も」


匠君は、ポケットに
スマホを入れながら私に

「また栞と連絡取ってやって」

と言った。

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