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ラピスラズリ 228 よいお年を

宴会が終わった。

お店を出て、
田島さんと萩原さんと梶さんで
話をしながら前を歩き、
岡田さんと私は後ろを歩く。


「楽しみだねー!
萩原さんにはこのぐらいの償い
してもらわないとね」

「償わせたんですね…」


南の方の温泉街。
ネイリストのお姉さんの地元でもある。

もしかしたら、寄れるかなぁ…?


全く塗らなくなった素の爪。
久しぶりにきれいにしてもらえたらいいな。

メールしてみよう。
岡田さんも好きそうだから、
二人で行けたらいいな。



駅前で、徒歩チームと電車チームに分かれる。

萩原さんと田島さんは
歩いて帰るのかなと見ていたら、
田島さんが私に手を振る。


そっか。
今年はもう、これで終わりか…。


「じゃあね、よいお年を!」

岡田さんの声で、解散となった。



満員のホームで、立ち往生しながら
なんとか進む。

バッグの中でスマホが鳴り、
その瞬間に電車が発車した。


「あー…まあ、いいか…次で」

嘆きながらスマホを見たら
田島さんから『戻っておいで』と
メールが入っていた。

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