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ラピスラズリ 227 旅行

萩原さんと、普通に話せる日が
来るとは思わなかった。

しかも、こんな早く…


田島さんとはぎこちなさが残るけれど
ポンポンと話しかけてくる
萩原さんとは会話が弾んだ。

それでも、別れて間もない私たちを見て
岡田さんは時折心配そうにしていた。



男性陣の会話が弾んだ瞬間、
岡田さんが「大丈夫?」と声を掛けてくれる。


「大丈夫です」

「ほんと?ごめん、つい連れてきちゃって…
萩原さんまで…」

「いえ、本当に気にしないでください」



それより…
さっきから田島さんの視線が痛い。

怒ってる気がする…



「俺、明日から地元帰るんですよ」

「南の方だっけ。家手伝うのか」

「まさか。帰るだけっすよ」


梶さんと萩原さんの会話が弾む。
家…?

すると、田島さんが萩原さんに
「似合うんじゃね、若旦那姿」と言った。


どうやら、萩原さんの御実家は
旅館を営んでいるらしい。

つきあってたのに、
そういうことは全く知らなかったな…。

てことは、もしご実家に行ってたら
女将さんにご挨拶ということに
なってたのか。。。



「そうだ。るりちゃん、旅行行こうよ。
仕事終わりで向かって、
日曜帰ってくんの。どう?」

岡田さんの急な思いつきに驚き、
萩原さんの顔色をうかがうと、
怪訝そうに片眉を上げていた。


「年末は空いてねーよ」

「いやいや、年明けですよ」

「俺いねえのに来るのかよ?」

「いないから行くんですよ。
萩原さんは現地にいなくてもいいですよ。
お部屋だけ押さえていただけたら…♡」

「調子いいなー!」


岡田さんは物おじせずに訴える。

「エステ受けたいしー!
温泉でのんびりしたいしー!
退職祝いに、いいじゃないですか~。
もちろんお支払いしますから。
おごれって言ってんじゃないですから」



エステに温泉か…なんて魅力的。

萩原さんは、「わかったよ」と
半ば諦め気味に答えていた。

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