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ラピスラズリ 224 忘年会

ほ、本当に座った。


田島さんと始まった関係を
岡田さんに言う勇気は出ない。

軽蔑されるのが、怖い。

なのに、この場に
同席するなんて!

田島さん、何考えてんのっ。



隣の田島さんを横目で見ると、
そっけなく煙草を出しながら
「何だよ」と言うので
岡田さんが笑った。


「どうせなら飲み連れてって下さいよー。
退職祝いにー」
と岡田さんが言う。

田島さんは、煙草に火をつけながら笑った。

「あと1ヶ月あるじゃん」

「そうですけどー」

「梶マネも一緒がいいだろ」

「いや、それは別に。」

「はは。仲いいよな」


岡田さんも、田島さんも、
気を許して話しているのがわかる。

同僚としての絆は、
私なんかよりよほど強い。



田島さんの煙草が、
吸いきらないうちに
灰皿に押し付けられた。

「時間あるなら、
これから飲み行くか?おごるよ」

「えっ、マジですか!?
行く!るりちゃんもいいよね!」



えっ、3人で!?



「は、はい、私はいいですけど…」

「きまりー!行こう行こう!」


田島さんは、喫茶店の伝票を取ると、
「退職祝いじゃなくて忘年会な」と
岡田さんに言っていた。

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