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ラピスラズリ 219 エゴ

服が擦れる音がする。
目を開けたら、
田島さんの顔と天井が見える。


昨日来たこの場所でまた
田島さんと重なりあって
こぼれる涙にキスを受けて
抱きしめたら、同じ強さで返してくれて
どんどん深みにはまる。


田島さんの律動に合わせて
すごく幸せで
すごく不幸な自分に酔って

今、田島さんの奥さんがどうしてるかとか
全然考える余地もない。


結局、自分のことだけ。



それが、私の心のまま。



「瑠璃」


名前を呼ばれながら、
田島さんはまた頂点に上り詰めて

苦しいほど私を抱きしめながら、
静かに果てた。




梶さんの言う『問題』。

花沢さんの挑発。

田島さんの夫婦の問題。


私の理性はどこへ行った?




「…今日も帰るの?」



果てたばかりの田島さんが、
私を後ろから抱きしめた。

私だって、帰りたくない。


「帰らないって言ったら、
田島さん困るでしょう?」


私の体をすべて征服するかのように
彼の手は、余すところなく
私に触れる。


また、私の下腹部に彼の指が添う。


「……俺は、ずっと一緒にいたいよ」


昨日より深く求めてくる田島さんに
後戻りできないほど、溺れてる。

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