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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 208 ジンジャークッキー

ラピスラズリ 208 ジンジャークッキー

何、今の。

超普通。
いや、ちょっと甘め?

終わる覚悟はどうしたらいいの…!


「あの、田島さんっ…」

追いかけようとドアを開けたら、
すぐそこにいた誰かにぶつかった。


「いって。なんだよ」

「ご、ごめんなさい」

「急に開けるんじゃねえよ」

萩原さんだった。


「どこか打ちました?」

「や、大丈夫だけど。
なんか今日化粧濃くね?」

すぐ見抜かれる。


「そうかもしれません…」

「瑠璃ちゃんぽくねぇなー。
はい、これやるよ」

ジンジャークッキー三つ。
……クリスマス仕様。

「朝コンビニのレジ横で割引されてたから。
やるよ。」

萩原さんはそう言って、
オフィスを出て行った。

メイク濃いのは似合わないか。

指摘されると落としたくなるけど、
それは昼休みにしよう…。


クッキーを持ってデスクに着く。
一枚は岡田さんにあげよう。
あと一枚は……

ちらっと田島さん席を見ると、
軽く目が合った。

「!」

やばいっ。
すぐに目をそらして
前を向いた。


なんであんな平気そうなの。
昨日、あんなことしたのに……。


田島さんとの情事を
はっきり思い出してしまって
今普通にオフィスにいることが
信じられなくなる。


あんなことしたのに、
フツーの顔。


もう一度盗み見ると
もう私とは目が合わなくて
少し、寂しかった。

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