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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 198 涙のシャワー

ラピスラズリ 198 涙のシャワー

「あの、シャワー…」

「…浴びたい?俺はこのままでもいいよ」

「一日、働いたし…」

「じゃあ一緒に浴びよう」


えっ。

明るいところは恥ずかしい。

「電気をつけないで」と言うと
わかったよと苦笑していた。



洗面所の灯りがあるから、
バスルームはそんなに暗くはない。

田島さんが目の前に立ち
私の体にお湯を当ててゆく。

「手、どけて」

胸を隠していた手を剥がれ
田島さんの瞳の中に私の体が映る。


「すごく恥ずかしいんですけど…」

「俺もだから。山下さんだけじゃないから」


田島さんはそう言った後、
「瑠璃だけじゃないから。」と言い直した。


「ふふ。慣れないですよね、呼び方」


くすくすと笑っていたら、
田島さんも少し笑った後、
静かに言った。


「……ずっと、そう呼びたいけど。俺は」

「仕事中にですか?そんなの無理…」


田島さんは、
少しだけ強引にキスをしてきた。


「好きだよ」と
言っているようなキスに、
また胸が詰まって、
キスが涙の味に変わる。

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