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ラピスラズリ 93 揺らぐ

乱れる息を整えながらデスクに着いた。

萩原さんのデスクは遠いところにあるけれど
こちら向きに座っているので顔は見える。

笑いながら周りの人たちと
話している姿が見える。


全然いつもどおりだな…
あの周りの人たちと賭けてたら怖いな…

自信喪失しているので
考える事全てが後ろ向き。



ちらちらと盗み見ていたら
萩原さんと目が合い、
急激に意識してしまって顔を隠した。




ドキドキする。



何だろう、この状況。


天野さんが送ってくれた時より
感情が大きく揺らいでいる。


でも、そこに乗っかれるほど
自分の気持ちにも自信がないし
萩原さんも本心なのかどうか……



すると、指でトントンと肩を叩かれた。
田島さんが、寝不足顔で立っている。

「おはよ。
難しい顔してるな。寝れた?」

「あっ…昨日はすみませんでした」

立ち上がって頭を下げると
椅子を押しだして座るように勧められた。


「いいんだよ。
こっちこそ、迷惑かけてごめんな。
今日はあいつ研修で終日いないから」

と、動静表を見ながら田島さんは
ためいきをついた。

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