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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 92 賭け疑惑

ラピスラズリ 92 賭け疑惑

「何言ってんですか」

一笑に付したが、萩原さんは全然笑ってない。

「や、マジなんだけど」

「何で私…」

「何でだろ?
でも、天野なんかに引っかかってるなら
俺でいいじゃんと思って」

「………」


返事に困っていると、
萩原さんは携帯をジャケットの
ポケットに放り込む。


「ま、考えてみて。
そろそろ出勤するか。
一緒に行くだろ。
さっそく天野に遭遇したくねぇだろ」


「あ…はいっ」


もたもたと片付けをして、
先に出る萩原さんについて行く。

一緒に出社と言っても、
早歩きの萩原さんについていくだけなので
競歩のよう。



会社についた時は息が切れていた。



つきあう?

私と萩原さんが?




こんなに、いろんな人から
つきあってだとか言われるもの?
こう続くと、もう素直には信じられない。

だって私、流行りには疎いし、地味だし。

賭けられてるんじゃないだろうか…


オフィスに入ると
萩原さんは「じゃあな」と
端正な顔で微笑んだ。

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