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ラピスラズリ 87

「あいつなぁ…
田島も手ー焼いてるしな」

「そうなんですか…」

「そうなんですかって、
いつも近くで見てんだろ」


そう。毎日見ている。
天野さんが田島さんを怒らせる光景を。


萩原さんも持っていた飲み物を取り出し
口をつけた。


「天野は空気読めないとこあるし
カッときたら止められないからな。
今回は何もなくてよかったけど…
田島に相談する?あいつ今会社いるよ」

今?

「こ…こんなボロボロな姿晒せないです」

私の返事に、萩原さんは怪訝な顔をする。


「いや、会わなくても電話で…
時間遅いから明日でもいいと思うけど…
つか、非常時に何気にしてんだよ。
ボロボロだろうと関係ないよ」

「ハイ…ごめんなさい……」


散々迷惑をかけちゃって申し訳ないし
怒られてばかりだけれど、
萩原さんはどこか温かい。

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