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ラピスラズリ 184 恋する自分

「じゃあな。風邪ひくなよ」

「あ、はい」


着いちゃった…。

もう、体も冷え切っている。
田島さんも同じだろう。


「すみませんでした、
こんなとこまで連れてきて…
明日も早いし、この寒い中…」


「あー、いいよ。
風邪ひくなよ。」



……と言いながら、お互い動かず。


何、この間……。


もしや、今日こそ家に上げなきゃいけない?




「……奥さんのいる人を
家には上げられません。」


と余計なひと言を添えると
田島さんはイラッとしていた。


「家に上がりたくてここにいるんじゃねぇよ。
…………24空けといて!じゃあな」


田島さんは、ぶっきらぼうに言うと
歩き出して行った。


そ……
それを言うための間だったのか。


「……お疲れさまでした!」


田島さんの私への態度も
荒くなってきてるけど、
その分、まっすぐになった言葉が
簡単にハートを貫く。



後ろ暗い事はしたくない。
でも、恋する自分まで否定したくはない。


どこまで、心のままに動けるだろう。



ますます素直になれないし、
ごめんって言われたけど、
イブもデートじゃないけど、
田島さんと一緒にいたい。

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