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ラピスラズリ 177 駅前のツリー

言葉にすると、なんて単純。



そうだ、そう言ってみよう。

田島さんに……




「るりちゃんの目が燃えてる」

「はい!がんばりますよ!」

「うんうん。そうでなくちゃね」


岡田さんは、なんて柔らかく
背中を押してくれるんだろう。


こんな素敵な人が
いなくなってしまうなんて、
本当に惜しいし、淋しすぎる。




お店を出て、駅まで歩く。
駅でちょっとお茶することにした。


「田島さん、別居して
会社の近くに住んでるよね」


「そうなんです、もう電車でも会わなくて」


「今は会社で仕事中かなぁ」


私と岡田さんの家が反対方向のため、
会社近くのお店で飲んだのだけれど。



「…まだ、仕事でしょうね」


業務の都合上、
今、何の案件に
手を取られているのかは
わかる。



「るりちゃんと働きたかったなあ。
もっと密に」

「私もです…」

「絶対飲み行こうね」

「絶対行きます」

「まだ、1ヶ月あるのに淋しい」

「私も淋しいです」


二人とも酔っているので、
普通に泣きながら駅まで歩く。
(酔っ払い)


「……わ!ツリー出てたっけ」


お店の位置的に、
駅の裏側から構内に入る。



そこの広場に、
大きなツリーの
イルミネーションがあった。


「クリスマスだねえ…」

「私には全然関係ないなぁ…
別れたし、好きな人は既婚者だし…」

「笑」



そこで笑ってくれる岡田さんが好き。

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