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ラピスラズリ 170 自分の中の答え

「………」

「………」



翌朝。

よりによって、萩原さんと
エレベーターで二人きり。



「帰り、来んの」

先に口を開いたのは
萩原さんだった。


「行く。」

「お前昨日どこにいたの」

「家。」

「ふぅん」


エレベーターが着く。
先に萩原さんが降りて行った。


時間が経つと、
された事の痛みも
薄らいでいくようで、

普通に話していると
何もなかったような気に
なるのがこわいな。



……これじゃあ、何も変わらない。



嫌な事を我慢する癖はずっとある。
昔から私はそうだった。



ここで、変わらなきゃ、
ずっと一緒。




デスクにつくともう
田島さんは来ていて、
梶さんと話しながら
私に気付いた。


「あ、おはよ」

「おはようございます」



正社員になったら。

当面は、あの二人の下で
岡田さんのように働くのかな。



今は、大した手伝いは
できていないけれど、

もっとぴったりついて
田島さんのサポートを…?


そうなれたら…
今は別に結婚なんてしなくてもいいな。


仕事を介して、
ずっと田島さんに
必要としてもらえたら、
それでいいんじゃないかな。




そう考えて、ふと気付く。

自分の中の答えが出ていることに。

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