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スノードロップ #38 シガール

で、家庭教師の日。

ノルマだけはこなして、
ユウくんが持ってきた
ヨックモッ○のシガールを食べながら
烏龍茶を飲む。

昔からシガールが好きで好きで、
ユウくんと同じぐらい好き。


「おまえ、口入れすぎだろ。
落ち着いて食えよ」

「おいしいよー」

ああ、幸せ。
この美しい瑠璃色の缶。
シガールしか入ってないのがまたいい。


「これお中元?」

「違う」

ユウくんもサクサク食べている。

「もらいもの?」

「違うよ。………姉ちゃんが
買ってきたんだよ」

そっか、マキちゃんの彼氏は
デパートで勤めてるもんね。

その日はエロいこともなく
ユウくんも怒ることなく
帰って行った。







翌日、エレベーターでマキちゃんとばったり。

「マキちゃん、シガールおいしかったよ!」

って言ったら、なんのこと?と
聞き返され。


「ユウくんが、マキちゃんのお土産だって
昨日くれたんだよ」

「へー、あいつ見え透いてんね〜」

「え?」

「有があげたかったんじゃない?
ケンカでもしてて、お詫びとか?」


マキちゃんはそう言って
ふふふと笑う。


……そうなの?

ユウくんが買ってくれたんだ。


マキちゃんは、
エントランス前に彼氏が迎えにきていて。


仲よさそうに車に乗り込む
マキちゃんが、羨ましかった。




いーな。

お互いが、必要としてる感じが
見てるだけでわかる。



いーなぁ…

わたしの運命の相手は、
どこにいるのかなぁ…






通学電車に揺られながらLINE確認。

なっちゃんから『会いたい』と入っていた。

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