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スノードロップ #35 カウンターアタック

「おまえ…アレだ。
遊ばれてんだよ、そいつに」


…ハ?

何を言い出すかと思えば。


「そんなわけないじゃん、
ユウくんと何もかも違うよ」


フンと鼻で笑っているナルシスト。




「女と別れたばっかりなんだろ。
代わりだよ。利用されてんだろ」


「そんなこと…」


妙に自信ありげに言われたら
そんな気もしてくるからコワイ。

え、うそ。わたし、
アイリちゃんの代わり?


「おまえが相手されるわけねぇだろ。
相手、結構なスペックだったじゃねーか」


「…そう見える?」


険しい顔で
重々しく頷くユウくん。



そうだよね、
なっちゃんかっこいいもんね。

わたしみたいな上級カーストでもない
平民が…



………。



ホントにそう思えてきた。


なっちゃん、誰にでもいい顔するって
振られてたし…

あんなに優しかったのは、
自分が特別だからだと思ってた。

ひどい思い上がりだったのかな…



ユウくんは勝ち誇った顔で笑ってる。
言い返せないのが悲しい…

いや、でもなっちゃんに限って
そんなことある?
あんな優しいんだよ?


「おまえ、簡単な女だな…
言い寄られたらすぐじゃねーか」

「ユウくんに言われたくない(怒)」



「オレのことは、もういーの?」


ギシッとベッドを軋ませながら
わたしに近づいた。

「オレのこと好きじゃなくなったの」
静かな口調で尋ねてくる。



好きじゃなくなったわけじゃないよ。

恋じゃなくなっても、
一生好きだと思うよ。


カッコ悪くても、
ナルシストでも、
きっと一生
嫌いになんてなれない。


頷けないわたしに
ユウくんはため息をついた。


「…ま、いいや。
どーせそいつにフラれるだろうし」

憎まれ口のなかには独占欲。

わたしだから大目に見てるけど
ふつーならイタイ男子だよ。


「ユウくん、
今までの彼女には
こんな態度とってないよね?
嫌われちゃうよ」

「うっせぇなぁ…生意気言うな。
勉強すっぞ」

「はーい」



ママたちが帰ってくるまでお勉強。

別れたのか別れてないのか、
そもそも始まったのか
そうじゃないのか・・・

あいまいなまま
ユウくんは帰って行った。

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