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スノードロップ #33 ナルシストに物申す

日曜昼間。わたしの部屋。

平日の家庭教師を休んだ分、
日曜に振り替えられていた。

パパとママはまた、
おばあちゃんちに行く予定。


「じゃあユウくんお願いね、
夕方には戻るから〜」


ユウくんは笑顔で応対していたが
パパとママが家を出て少し経つと
わたしをベッドに押し倒した。


「何なんだよ。あの男」


今日もママが出したお茶は
烏龍茶ではなく緑茶。
緑茶の日は何かがある気すらしてきた。


「ユウくんだって…」

という言葉ごと唇で塞がれた。
口の中をユウくんの舌がべろりと這う。


「…あいつとしたの?こんなこと」

「……」

なっちゃんの優しさに触れた今、
ユウくんのこういうとこ
ほんとに子供じみてる。

答える義理もないので黙っていた。



「やだ。わたし、
なっちゃんとつきあう。
大事にしてくれる人がいい」


「じゃあ、大事にしてやるよ」


ユウくんは
わたしの服を捲り上げた。


「やだってば、大事にするって
エッチの話じゃないよ」

必死で逃げようともがく。
が、力では到底かなわない。



「これ以上したら、
家庭教師断るからねっ」


一瞬、ユウくんが怯んだ。

最初にユウくんも言っていたように、
バイトをクビにされるのは
困ることなのだ。

近いし、謝礼弾んでるし、気楽だし。
生徒はいい子だし。
(自分で言っちゃう)

このお金で昨日のふわふわ女子と
遊んでたんでしょ!


それに、わたしが
ホントに嫌がってたら
ユウくんはやめてくれるって
わかってる。


「はーあ。バカバカし」

ユウくんは、わたしから離れ、
隣にドスンと座った。


ほら。

やめてくれた。



服を正してユウくんを見たら、
「見てんじゃねぇ」と
おでこをはたかれた。


じりじりお互い見合ってたら
顔が近づいてくる。


「オレとつきあうのはやめたの?」

「…うん。」

こくりとうなずくと
ユウくんは失笑していた。

「聞いてないんだけど。
オレはフラれたの?」


わたしがドン引きした出来事に
気づいていないオレ様に、
真実を言うべきか…


長年の付き合いで、
プライド高くて
めんどくさい部分も知ってる。


でもっ、
ここはいとことしても
お伝えしないと!



「あのさー
……避妊しないのが
かっこいいみたいな
スタンスがカッコ悪い。」



「カッコ悪い?」

さすがナルシスト、
カッコ悪いに真っ先に反応する。

でももう怯むようなわたしじゃない。

だめなものはだめ!
愛のムチ!


「…カッコ悪い。
悔い改めた方がいい」


ユウくんが見た目だけのイケメンでなく、
内側からイケメンになってほしい。

いとこだろうが年下だろうが、
言わせてもらうよ!

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