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スノードロップ #21 ムラムラするふたり

謝ってくれた。
嫉妬だって言ってくれた。

やっぱりわたしの事
好きなんじゃない?


「じゃ、問題集買いに行く?」

キレイな顔で微笑むプリンス。

勉強~?
つまんなーい…

というのがわたしの顔に
表れていたのだろう。
ユウくんは苦笑いした。


わたしが目指している大学は、
そんなに難しいところではない。

ユウくんが
ずっと教えてくれてたおかげで
難しいところじゃないと
言えるのかもしれないけど。

身の丈にあった
某女子大を受けるつもりだ。


勉強もいいけど、
デートっぽいことしたいよ。

ケンカなんてしてるのもったいない。


「手ーつなご」

手をにぎってみたら
ユウくんは周りを気にしてる。


「そんなに周りが
気になるなら、
ふたりきりになる?」
と耳元で囁く。


ユウくんには、
悪魔の誘惑に
聞こえてたかもしれない。


えっちなんてしたことないけど
ユウくんがしたいなら、
いくらでもするよ。


「……ホントにいいんだな」

ユウくんは、
むずかしーい顔をして
わたしに言った。


「えっ!ふたりきりで
いてくれるの?」

「そういう意味だろ」

「うん、たぶん!」

なんだかかみあわないけど

わたしの脳内では
ふたりきり=ラブホ
もしくは部屋。


お互い明言を避けて
車に戻った。

エンジンをかけ、
「あ゛~…」と顔をふせる
ユウくん。

腕をさわってみたら、
ユウくんが顔を上げた。

かっこいい…

見た目だけで好きなんじゃないけど
この目とくちびるがツボ。


「ユウくん、いいよ。
ラブホいこ!」

「そこまでいいのかよ!」

あれっ。
二人きりって
そういうことではないの?


「ラブホまで行かなくても、
カラオケとかネカフェとかあんだろ。
今だって二人きりじゃん」

「ラブホもカラオケも
似たようなもんじゃん。
すること決まってんじゃん」

「おまえはカラオケで
エッチすんのか」


・・・しない。
というか、
えっちをしたことがない。


ユウくんは今まで
どこでエッチしてきたんだろう。


「『ホントにいいんだな』
とか言うから、
エッチのはなしかと…」

ユウくんはもっと手前を
考えていたようだ。
キス以上エッチ未満?


「ガキのくせに…」

ユウくんは悪態ついてきたけど
昨日ガキにチューして
おっぱい触ったのは誰ですか。



腕をさわるのをやめて
きゅっとユウくんの手を握った。

持ち合わせてる数少ない
スキンシップテクを
連発する。


そのせいか、

ユウくんのこころが
ぐらぐらしてる。


ふたりになりたいなら、
どこでもついていくよ。

軽いと思われても、
バカでもいいよ。


わたしのことを
女として見てくれる手段が
それしかないなら、
喜んで脱ぐよ。


「どこでも行くよ、わたし…」

涼しげなユウくんの目元が
ピクっと動いたと思ったら
むこうを向いてしまった。


「…ずっとここにも
いられないしな…」

うんと頷くと
車が発進した。

ふたりきりの場所を探しに
ショッピングモールを出る。


ドキドキ。

どこに行くんだろう…

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