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スノードロップ #16 いとこと初デート

スタンプなしのひとことに
飛びついた。

『デートする♡♡♡』

『起きたら電話するわ。』

『了解♡♡♡』

『おやすみ。』

『おやすみ~♡♡♡』

そしてゆめかわなスタンプを送りつける。

既読ついたけど、
もう返事はない。


……クールだなあ。


わたしひとりで
舞い上がってませんように…

せっかく、せっかく
彼女にしてもらったんだから
ユウくんに嫌われませんように…




そして、翌朝。
スマホのバイブで起きる。

あくびをして、画面を見たら、
ユウくんの鬼着歴が…!


時間は12時前。
電話は9時ごろから…

嫌われるー!!!

慌てて電話を掛け直したら、
すぐにユウくんが出た。


「ごめんっ、今起きて…」

『あー、別にいいよ』

「ごめん~~、今から…」

『や、ちょっと今出てるから
また電話するわ。じゃあな』

通話終了。


朝からデートのつもり
だったのかなぁ…?

また電話するって、いつ…?


撃沈しながら自分の部屋を出ると
「いつまで寝てるのー」と
ママに怒られた。

ほんと、いつまで寝てるんだ、わたし。



朝昼兼用のごはんを済ませて、
一応出かけられるように準備をした。


ユウくんはどこに行ってるんだろう…


「雪那、出掛けるの?
ママたち、おばあちゃんとこ行くわよ」

「あっ、えーっと…
今日はお留守番する」

「晩ごはんは?」

「いいよ、外で食べるかもしれないし」

「あらそう。しずかちゃんと遊ぶの?」


「うん!」と元気よく嘘をつく悪い娘。


仕方ないよね…
ひみつだもの。


ママのお母さんであるおばあちゃん、
最近手術をして退院した。

土日は家族でおばあちゃんちに行って
パパの車で買い出し行ったり、
お掃除したり、ごはん作ったり
おばあちゃんのお手伝いをしていたのだった。



悪い孫でごめんなさい。


パパとママを送り出して数分後。
やっとユウくんから着信が来た。



『ユキナ?用意できた?』

「うん!」

『オレ下にいるんだけど…
あ、おばちゃんたち来た。』

同じ駐車場、ママたちに会ったようだ。
パパの笑い声聞こえてる!



『今、家にユキナだけ?』

「うん」

『迎えに行こうか』

「……うんっ!」


わー、わー、優しい…
ユウくんは彼女に優しいタイプ?


昨夜は
好きかどうかわかんないとか
言われてたけど、
結構大事にしてくれてると
思うんだけどな!


ルンルンで待っていたら、
ピンポンが鳴った。



「はぁーい♡」

とびっきりの笑顔で
玄関のドアを開けたら、
パパだった。

テンションの高すぎる
わたしを見て苦笑い。


「携帯忘れたんだけど…」

「もうっ、忘れ物しないでっ」


リビングに放置されている
携帯を取り、パパに渡す。

気を取り直して
いってらっしゃい…


エレベーターに乗って行くパパを
玄関から見送ったら、
背後に気配を感じた。


「タッちゃん(うちのパパ)と
一緒に上がってきた…」

と、今度はユウくんが苦笑い。


すぐ下りたらママたちに
見つかりそうだからと、
ユウくんの手をひいて
うちの家に引き入れた。

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