Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > スノードロップ > スノードロップ #15 ひみつのやくそく

スノードロップ #15 ひみつのやくそく

「つきあうことは…
ママとか、みんなに秘密?」

ユウくんの様子じゃ
秘密にするだろうけど、一応、確認。


「そうだな。
オレは元々家族には言わねーけど」


「マキちゃんには?
聞かれたら言ってもいい?」


「絶っ対やめて。
なんか怒られそうだしよ…」


怒られる???

兄弟に知られるのは嫌か。

自分に兄弟がいないから
そのあたりはわかんない。


「………とりあえず、今度
デートとかする?」

「する!どこ行く?」

「決めていーよ」


デートって響き、いい!

そして、もっと
ラブラブになれたら
言う事なし!



「あ、やべーな。もう11時じゃん。
おばちゃん心配してるかも」


「ああ…」


か、帰りたくないな~。
名残惜しい~。


せめて最後に…

もう少しワイセツなことを…


「ユウくん、こっち。
ちょっと肩落として」

立ちあがってるから、
チューしようにも届かない。


「なに」

「もうちょっともうちょっと」

「んだよ」


ちょうどわたしと
同じ目線になった時に、
唇にちゅっとキスをした。



ユウくんは無表情で
「…どーも」と言った。


あれれ、続きはないのか。



「……防犯カメラ、そこあるぞ」

「えっ!」

「明日舘さん(管理人さん)
チェックすんじゃね」


そんな…!
恥ずかしいことしちゃった!



「じゃあ、わたしとユウくんのことは、
舘さんには知られるんだね…」


「あのカメラがダミーじゃなけりゃな。」


「ママたちにばらされないかな?」


「大丈夫だろ。
舘さんはもっと
ここの住人のいろんなこと
知ってると思うよ」


「えっ、どんな?」


わたしが聞くと、
ユウくんは口元に
手を当てながら考える。



「どうって…不倫とか?」


ふおおお…フリン!

初カレできたばかりのわたしには
想像がつきません。



エレベーターが来て、
わたしの階につく。

ユウくんちは
ここから一つ下の階だけど、
当たり前のように
一緒に降りてくれた。


おやすみのチュー
してくれるのかな…?

と淡い期待を抱いたり。



家のドアの前まで来ると
「じゃあな」と
わたしを追い抜かして
階段から降りて行った。


淡い期待は消えたけど、
振り返るユウくんは
かっこいい。


「ば、ばいばい!」

手を振ったら
ユウくんも振ってくれた。


「早く寝ろよ」


名残惜しむ空気は
まったくなかったけど
ちょっとだけ優しくなった
ユウくんにドキドキした。



ユウくんにLINE、
あんまりしたことなかったけど…
(返事がないから)

今日からはしてもいいのかな?



スマホをみたら、
ハタガヤくんからもう一発
ラーメンが来ていた。

おいしそうでよだれが出る。



…つき合い始めたこと、
ハタガヤくんには言っていいかな?
もしくはしずかちゃんには!

ユウくんに
そこまで聞けなかったなぁ…


すると、ヴーっとバイブが。
…ユウくんだ。


『明日、ドライブするか。』

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。