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ラピスラズリ 76

就業時間後、髪をまとめてマスクして、
岡田さんと資料室に行った。

他の部署の人たちも作業中。
今日だけで終わるようには思えず
確認したら、3日間で
作業完了させないといけないそうだった。

出して確認して積み上げて
棚にしまって、少し腰が痛くなってきた頃
ガチャリとドアが開いた。

「おー。やってんな」

田島さんが隙間から覗く。

「田島さん!マスク持ってきて
手伝って下さいよ」

岡田さんが田島さんに詰めよると
「替わるよ。
岡田宛に部長から電話入ってたよ」
と交代をした。


目をあわせて、少しだけ微笑み合う。


「おかえりなさい…」

「ただいま」

「スーツ汚れちゃいますよ」

「そうだな。でもいいよ。
さ、終わらせるか」

「はい」

資料の受け渡しで手が触れ合う。
心臓が持たない…

ドキドキがバレてないかな…


作業しているうちに、
他部署の人たちが資料室を出て行った。

静かな資料室で
田島さんとふたりきり。


田島さんがゆっくり顔をあげた。

「あのさ。朝の事
考えてたんだけどわかんなくて。
俺が指輪してたほうがよかったって
どういう意味?」

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