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スノードロップ #3 視野を広げる

「アオトから、
友達に女の子紹介してやってって
頼まれてるんだけど、
ユキ行かない?」

「ええ?今フラれたばっかりで?」

「付き合わなくてもいいの。
4人で遊ぶだけ♪」

うわー。めんどくさーい。


嫌そうなわたしの顔を見た
しずかちゃんは
いつもなら引き下がってくれるのに
ゆるしてくれなかった。


「いいから行くよ!」

「えっ…やだあ」

「ユウくんから離れてみなよ。
男友達作って視野広げてみなよ」


なるほど…一理あるかもしれない…



「わかった。それ、いつ?」

「今日♡アオトに言っとこ」


今日!?
急だな…

しずかちゃんは、鼻歌をうたいながら
トゥルットゥルに光るネイルを動かして
スマホをいじっていた。


しずかちゃんの彼氏、アオトくんは
市内の男子校に通っている。
しずかちゃんとは短期バイトで
知り合ったらしい。


「しずかちゃんは
アオトくんの友達のこと
知ってるの?」

「うん、会ったことはないけど
彼女にフラれたばっかりなんだって。
黒ぶちメガネくんだよ。
イケてるほうの」


メガネ…ユウくんと一緒だ。

そして、フラれたばかりなら
わたしと一緒だ。


「…わたしなんかでいいのかな」

「そんなに気負わなくても。
トモダチづくりだって考えたら?」

「んー…」


ずっとユウくんしか見てこなかったから
こういうのは実は初めて。






放課後、ドキドキしながら、
しずかちゃんと
待ち合わせ場所まで行った。



「おーっ、ユキナちゃん!」

両手でぶんぶんと手を振る
人懐っこいアオトくん。


「こ…こんにちは。」

「ハハっ、かわいー♡ピュアだよね~」

アオトくんから後ずさりしていたら、
しずかちゃんが間に入ってくれた。


「オイ。アオ、近づきすぎ。
この子チャラい奴に
免疫ないんだから」

しずかちゃんが
元ヤンの気迫を見せて、
アオトくんを離した。
(彼氏なのに)


「…で、幡ヶ谷くんは?」
としずかちゃん。


ハタガヤくん?

フラれたばかりのメガネくんは、
ハタガヤくんというのか。

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