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スノードロップ #2 失恋

失恋したけど、泣けなかった。

だって、これで終わりな気がしない。

いとこだという関係以外で、
何がだめだったの?

子供だから?
色気がない?
勉強できないから?

オスとして、わたしとなんて
エッチしたくならないのかな?

いとこでも、結婚してる人なんか
いっぱいいるじゃん。

今のでフラれたなんて納得いかない。


絶対あきらめない!!!




放課後、教室で
リベンジを誓うわたしを
頬杖つきながら、
静かに見つめている人がひとり。


「それ以上押したら
ユウくんが
かわいそうな気もするけど…」


小野しずか。
高校入学からの友達。
ユウくんとは面識がないけど、
私に散々聞かされて食傷気味。


「えっ…?」


「努力では何ともなんないでしょ。
むしろ、もっと引いたほうが
いいと思うよ。
好きでもない子に押してこられたら
ウザいだけだし。」


元ヤン臭のする
しずかちゃん(成績優秀)に
そう言われたら…


「え~じゃあ、どうしたら!?」

まともに恋したことのないわたし。
百戦錬磨のしずかちゃんに詰め寄る。

しずかちゃんは、フッと
笑いながら口を開いた。


「引くのよ。
次の恋に行くふりすんのよ。
もしチャンスがあるなら、
そこで追っかけてくるから」


なるほど…
恋の駆け引きですね…!


わたしは、頷くしずかちゃんに
息をのみながら頷いた。



ユウくんとは、同じマンションに
住んでいることもあって、
兄弟のように育ってきた。

うちは、共働きで一人っ子。
学校が終わって、ユウくんちで
ごはんを食べさせてもらうことも
珍しくなく、その逆もあった。


ずっと遊んでくれていたマキちゃんは、
バイトを始めてから
あまり会えなくなってしまって。

ユウくんと二人で家で
一緒にゲームしたり、漫画読んだり。

同級生の男の子なんて目に入らない。
気がついたら、ユウくんが好きだった。

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