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ラブホリック スピンオフ 22-ほのかな恋心、鎮火。

わたしがコーヒーを飲み終わる頃、
矢野さんのタバコは2本消されて灰皿に落ちた。


そろそろ上にあがろうかと
バッグを持とうとすると、
勢いよくガチャっとドアが開いた。

「お、矢野、早いな。おはよう」

開発部の藤原部長が入ってくる。

本社付きの矢野さんの上司。
昨年度までは支社にいた方だ。

「藤原さん、今日明日こちらでしたね」

矢野さんの顔が嬉しそう…

お二人の邪魔をするといけないと思い、
礼をして立ち去ろうとしていると、
藤原部長が矢野さんに言った。

「今夜飲み行くか?○○(怪しい店名)の○○(源氏名)ちゃん」

「あー、いいっすね」

何食わぬ様子で答える矢野さん。



え?


今何て??


耳を疑ったけど、戻るわけにもいかず、
そのまま廊下に出た。



………。



○○の○○ちゃんって何?
キャバ?風俗?

どんなお店よ?







ギラっギラした二人の会話に、
ほのかな恋心が音を立てて崩れた。



遠恋の彼女がいながら、いかがわしい…!


私はコンビニに寄り、
もう一個コーヒーを買って、
急いで管理部フロアに上がった。



仕事だ。仕事がんばろう。

危なかった。

恋してしまうところだった。


恋愛なんかいらないって思ってたのに、
わたし何ときめいてたの!



こんな感じで、
ほのかな憧れは終わりを告げた。




そして、本編へ続く。

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