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ラブホリック スピンオフ 12-初めて見るスーツ姿。

矢野さんって、彼女とかいるのかなぁ。

社内恋愛は禁止だけど、
意外と内緒で誰かとつきあってたりして。

フリーではないように見える。



「七瀬さん」と須賀さんに呼ばれて、我に返る。

「はいっ」

「あのね、来週本社から小林部長が来られるんだけど、
 その日歓迎会してもいい?」

「はい!ありがとうございます!」

「じゃあ、七瀬さんの宴会の席は小林部長の隣ね。」

珍しく、にこ…と優しく微笑む須賀さん。

わたしも、にこっと微笑み返したけど、
歓迎会で、その微笑みの理由を知ることになる。





そうして、小林部長が支社に来た。

「はじめまして、小林です。
 4月の研修で一度見かけてるんだけどね」

4月の研修では、小林部長の
スピーチ?のような講話の時間があり、
お目にかかるのは2度目だった。

わたしときたら、
スピーチの内容もよく覚えていないという…

この方が管理部の部長だったんだな。
穏やかな品のある方で、わたしも背筋が伸びた。


「よろしくお願いします。」

「期待してますよ。須賀さん、ちょっと」

「はい」

小林部長は須賀さんを呼び出し、
会議室に消えて行った。




この日もへとへとになり、
定時を過ぎた頃
ひっそりと休憩フロアに降りた。

歓迎会前だけど、
喉が渇いて仕方ない…

おそらくメイクも崩れまくりだろう。
メイク直しは後でいいや…



冷たいお茶を買い、ごくごく飲んだ。


はーっと息をついたところで、
スーツ姿の矢野さんとばったり遭遇する。



初めて見るスーツ姿。

私服から一気にサラリーマン…いや、
ビジネスマンになっていた。

「あ…矢野さん、外出ですか?」

「帰ってきたとこ。ななちゃんは?
 抜け出してサボってんの?」

「…そうですね(笑)」

認めたら、矢野さんが笑った。

一応業務は終わらせてるけど、サボりに近いかも。

矢野さんも自販機で水を買い、わたしの隣に座った。

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