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ラブホリック スピンオフ 11-1年目の6月頃。

怒涛の月末月初も体験し、
ますます自信をなくす日々。

体力がないこともつらい要因のうちの
ひとつだったと思う。

生活の照準はすべて仕事に合わせ、
休日はぼーっと過ごす。

日曜の夜は、
仕事に行きたくなくて憂鬱に…(笑)


仕事中の須賀さんがこわい…
普通に無視される時もあるし。

ランチ時はそんなことないんだけど。
たぶん、いい人なんだけど。

持ち前のネガティブさも手伝って、
須賀さんとはなかなか信頼関係は築けなかった。




そして、6月。

仕事中呼ばれて開発フロアに上がった時は、
高畠さんの姿を見つけると
自然と笑顔が出る。


「あ、ななちゃーん。上がってきてくれてありがとう、
 これA社案件の仕様書と、完了書と…」


分厚くなったクリアファイルごと
両手で受け取る。

仁科君がななちゃんと呼ぶので、
高畠さんもそう呼んでくれ始めていた。


高畠さんの説明を聞き終え、少し雑談が始まる。


「どう?仕事慣れてきた?」

「いえ…全く…」

「全く?そりゃ困ったね」


わははと笑う高畠さんの隣で、
仕事に集中してそうだった矢野さんが吹き出し、
「少しぐらいは慣れただろ」と突っ込まれた。

聞いてないような顔しながら、
話聞いてたんだ。




矢野さんとは最初、こうして
高畠さんを介して話す程度だった。


ランチの噂で聞くほど、
破天荒な感じもないんだけどなぁ。
気のいい兄貴的な…

確かに偉そうだけど(苦笑)
モテるのは、少しわかる気がした。




矢野さんは、誰かと話す時
相手の目をじっと見るし、よく笑う。

その眼差しに
ちょっとドキッとしてしまう時があった。

わたしにそういう免疫がないだけかもしれないけど…

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