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ラブホリック スピンオフ 10-お世話になった人。

須賀さんは、フロアを見回したあと、
矢野さんに尋ねた。

「矢野君、高畠さん知らない?」

「今はミーティング中ですよ」

「そうなのね。七瀬さん、高畠さんが
 一番仕事で関わると思うわ」

「ハイ」

矢野さんに会釈をして、
開発フロアを降り、管理部に戻った。


あー緊張した。
噂の矢野さんを見られてよかったなぁ。
アサミと仁科君に今度言おう。

そんなことを考えながら、
本格修行が始まった。


夕方、高畠さんが管理部に降りてきてくれた。
3課の課長であり、矢野さんやアサミたちの上司。

天然パーマで、やはり黒縁メガネの、
一児のパパさんだった。
優しそうで心底ほっとした。


「七瀬さん、気軽に開発フロアにきてね。
 わからないことはわからないままにしないで、
 遠慮なく確認してね」

「はい、ご迷惑かけないように頑張ります」

「いいんだよ。最初は迷惑かけても」


優しい声で諭すように話す方だった。
弱っている時はほろりと来そうになる。

開発部のことを根気強く教えて下さったのは
高畠さんだった。


高畠さんがその後異動になるまでは
業務上で誰より信頼している存在だった。



仕事はなかなか慣れなくて、
研修、意味あったの?ってぐらい
実務には役に立たなくて。(笑)


須賀さんは、肌で感じろ方式の引継ぎ。
数をこなして、自分でぶつかって慣れるしかない。

わたしが教育係になるときは、
もっと後輩に寄り添って教えてあげよう…
と強く思ったものだった。

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