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ラブホリック スピンオフ 8-同期の3人組。

わたしのネガティブモードは続く。

「いいなぁ…開発、楽しそう…」

「そんなことないよ。
 ユキこそ、前ランチで見かけた時楽しそうに見えたけど」

楽しそう、楽しそう?
うーん…

「先輩の話をへらへら話聞いてるだけ…」

「そうだったの?」

「早く慣れたい。仕事も居場所も。」

「そうだね。それはあたしも」

そこまで話すと、アサミの携帯が鳴った。

メールを返すアサミの前でメニューを取り、
何を食べようかなぁと考えていると、
アサミが携帯を握ってわたしを見る。

「…仁科もここ来たいって言ってるんだけど、どうする?」

なぜか申し訳なさそうに言うアサミ。

「え!全然いいよ!仁科君ここの場所わかるかな?」

「んー。じゃ、ちょっと電話する…」

仁科君と電話している時のアサミの顔は、
ちょっと嬉しそうにも見える。


「来るって。」

パタンと携帯を閉じ、アサミの通話が終わった。



その後仁科君は、無事にお店に到着した。

「あー。ななちゃん、久しぶりだね。」

仁科君の笑顔は健在。
アサミの隣に座るようすすめて、
メニューボードも渡す。

並ぶ二人を見ていると、
ますます仲良くなってるように見える。
見ているこっちが笑顔になってしまう。

「矢野さんにダメ出しされてこの時間だよ。」

仁科君がビールを飲みながら言った。

矢野さんってあの噂の。

よくよく聞いてみると、
アサミと仁科君が属するチームを
率いるリーダーが矢野さんだった。


「矢野さんって人、ランチの時によく名前出てくるよ。」

そうわたしが言うとアサミが笑う。

「そうなんだ(笑)まぁ目立つかもねぇ。声大きいし」

そして仁科君も同調する。

「そうだね。罵声飛ばす時もあるけどね」



あんな静かなオフィスで罵声…
荒くれ者なのだろうか…


「怖い人なのかな」とわたしが言うと、
「怖くはないよ」と声をそろえる二人。

うーん。
まったく想像がつかない。

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