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ラブホリック スピンオフ 6-新人時代のランチタイム。

昼休憩は事務部門の女性メンバーが寄り集まり、
社内の休憩フロアで昼食を取った。

この中で新人はわたしだけ。

さっぱりした方々だったのが救い。
オドオドするわたしにも優しくして下さった。


「七瀬さんは彼氏いるの?」という
総務部馬場さん(29)の、開口一番の問いに
「いません。」と力強く答えると
「おおー仲間!」とみなさん受け入れて下さった。(笑)

ランチタイム中は
先輩方の雑談をひたすら聞く。


そこで、一日一回は出てきていた名前。

『3課の矢野君』


みなさん、その矢野君とやらの
文句を言いながらも、
どこか憎めないような感じで話していた。


憎めないガキ大将…という感じなのだろうか?

ちょっとやんちゃなタイプ…?

ナルシスト?

かっこいいの?



まだご本人を見たことがなかったので、
みなさんの話で、見た目を想像していた。


なんだかギラギラしてそうで、
わたしのタイプではなさそう…


わたしは、穏やかで誠実な人がいいし。
アグレッシブな人は苦手。


「矢野君、A社担当になったんだね。藤原さんの後釜なんだぁ」

「あー、系統が似てるよね」

ちょうどその頃、矢野さんの永遠の上司、
藤原部長が部長に昇進したばかりだった。

A社はうちの会社の大型顧客…だったっけ。


わたしはおにぎりを食べながら、
流し気味に話を聞いていた。



そうして4月もあと少しで終わるころ、
アサミと飲みに行こうと約束をした。


わたしはまだ
開発フロアには上がっていなくて
アサミも下りてくることはなく
社内での交流は皆無だった。


ぺーぺーなので、定時で帰れるとは言え、
頭の中は覚えることばかりで
通勤中も仕事で取ったメモを読み直したり
必死な時期だった。

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