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ラブホリック スピンオフ 2-入社研修中。

仁科君はみんなと満遍なく話すし、
人当たりもよかった。

おしゃれメガネ君だし。

「三輪さん彼氏と電話でもしてるのかなー」

仁科君がそう言った。
わたしもそうかもしれないと思っていたから
同意したら、
「やっぱ彼氏いるんだなぁ」
と明らかにトーンが下がる仁科君。

「あ、知らないよ!本当にいるのかどうかは…」

慌てて勢いよく打ち消し、沈黙になったところで
アサミが戻ってきて、研修も再開した。

仁科君が「黙っててね」と言うような感じで
わたしを見て、わたしもコクリと頷く。
アサミは頬杖をついて座っている。

最初は、そんな感じの3人だった。



研修は平日のみ。土日は家に帰るのは自由だった。

金曜日、研修が終わったら
実家に帰ろうと思っていたので、
朝簡単に荷物をまとめていたら、
アサミに声を掛けられた。

「あ、ななちゃん土日帰るんだ」

「うん。三輪さんは?」

「ちょっと考え中」

「そっかぁ」

始業時間が迫り、急いで研修ルームに行く。
後ろから仁科君たちが歩いて来た。

「おはよう」と、仁科君が言うと、
わたしたちと一緒の部屋の岡田さんが
「おはよう!」と返し、
仁科君の元へ駆け寄った。

「ねえ、仁科君は土日帰るの?」

「うん、帰るよ」

その後も続く岡田さんと仁科君の会話。

岡田さん、仁科君狙いなのかなぁ…と感じつつ、
社内恋愛禁止の社風なので、
入社したての新人たちは、
そんな話題を誰も口にしなかった。

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