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ラピスラズリ 7

後日、田島さんが依頼に来た。

資料を受け取り、ハイ、ハイ、と
依頼を聞いていると、田島さんの視線が
私の指先に留まったのがわかった。


「爪にリボンつけてんの?」

「あ………はい」


すごく恥ずかしくなって指先を隠したら
「じゃあよろしく」と行ってしまった。


もっと気の利いたこと言えたら
会話も途切れないのかな…


暗い気持ちでデスクにつくと、
萩原さんが足早にこっちに歩いてきた。


「君でいいや。ちょっと手伝って」

私の前に立ちはだかる萩原さんに困惑する私。

つい田島さんの方を見ると、
「貸してやるよ」と萩原さんに言っていた。


モノ扱い…


萩原さんは私に手招きして前を歩いた。

「あの……何のお手伝いですか」

「倉庫整理。
チームメンバーは納期迫ってて誰も頼れないから」

ああ、確か社内の廃棄締切日が迫っていた。

それでか…
手が空いていたから別にいいけれど。


倉庫に着き、軍手を渡されたので
嵌めていると、萩原さんが
シャツを腕まくりした。


線の細い萩原さんだけれど、
意外とたくましい腕に驚いた。

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