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ラブホリック 399-メンバーに心配をかける。

※過去のつわりの症状を書いてます。
 抵抗を感じる方は読まないようにお願いします。



矢野さんと一緒に出勤した。

電車の中ではヤバい瞬間もあったけど
無事会社に辿りついた。

デスクの上が何かの書類で山積み…
2週間分休んだツケが…

そのたまってたツケと
気になってた業務をやっつけながら
小林部長に電話をした。

翌日はちょうど支社に来る日だったので
打合せしようという話になった。


受話器を置いた途端…

はー…

気持ち悪…

今日はイケると思ったけど、これはリバースタイム来た…



じっと固まっていると、栗栖さんが
「大丈夫ですか?」と心配そうに言う。

顔を近づけてくるので、耳を傾けると
「あの…矢野さんから聞きました」
と小さな声で教えてくれた。


あー、マサキ、もう言ったんだ…
まだ安定期じゃないのに…
でもわたしがこれだけ休んでたら言うしかないよね…
と、回らない頭で考える。

「ははは…ほんとごめんね。
 迷惑ばっかりかけちゃって…」

「いえ!私にできることがあれば、何でもしますから」
かわいい笑顔でとーんと自分の胸を叩く栗栖さん。

う。泣ける。


情緒不安定もあいまって、その場で目が潤む。
その優しさが、申し訳なくて有難くて…
ハンカチで涙を食い止めた。


そして向かいの高原君と梶君も
心配そうにわたしを見ていて、
何となくみんなで、参った感じで笑い合う。


ずっとハンカチ口に当てながら仕事して
いかにもつわりって感じなのに、
隠してたってバレるよね…



そしてそのままトイレへgo。


時計を見ると、まだお昼前。

お昼を食べられる状態じゃない。
席に戻って飴を一つ口に入れたら、少しだけ持ち直した。

定時まで長いな…
頭も回らないし、本当にヤバい…


お昼はみんなに行ってもらって
わたしは席で一点を見つめて座っていた。

「おい。目ーイッてるぞ」

矢野さんの声でハッと我に返った。
引き気味の表情で矢野さんが立っていた。

営業さんたちもお昼に出て、
周りには人がいない。

「あ…マサキいたの」

「いたよ。はい。ポカリ」

「ああ~!ありがとう~」

家だとケンカになるが、
会社だと素直にありがたく受け取れた。

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