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ラブホリック 390-ピンチのガールズトーク。

妊娠前のように働けなくて、
安定期入ったばかりなのにお腹もよく張るらしく、
メンバーに迷惑をかけてることに罪悪感があると
電話越しで泣きだしたアサミ。

「ちょっと行くから待ってて!」

その日は、仁科君も帰りが遅いようだったので
アサミの家に向かった。


働く妊婦さんは大変だ…


お腹の中で命を育ててるアサミに比べたら、
今の自分の不満なんて小さなものに感じた。



わたしが着いたころにはアサミは泣きやんでいた。


「ユキ…ごめんね。来てくれてよかった…なんか孤独だったから」

しゅんとしたようにアサミが言った。
最近、涙もろいらしい。ホルモンかな。

最近じっくり話す暇もなかったから
わたしにとっても嬉しい時間になった。

お酒の代わりに、ハーブティーを飲みながら話す。

話しているうちに
いつものアサミの笑顔が出てきてホッとした。


式の打合せの愚痴を漏らすと

「矢野さんに具体的に言った方がいいよ。言わなきゃわからないんだよ、男は」

とアサミが言った後、二人で顔を見合わせた。


「あたしもリョウタに言わなきゃなぁ…」

「とりあえず弱音吐いた方がいいよ。
 仁科君もパパになるんだしさ。
 わたしでよかったらいつでも話聞くし!」

「うん。ありがとう。」


大人になって、就職してからも
こんなに仲良くなれることがあるんだと思うほど
わたしにとってアサミの存在は大きかった。


「うちの会社でも、産後に復職してる人いるもんね」とアサミ。

このままだったら、
退職も視野に入れると話していた。

「うん。そうだね」

橘さんもそうだ。
ママになってまた戻ってきている。

「ちょっと…とりあえずリョウタに話してみる。ありがとう」

「ううん。わたしもアサミとゆっくり話せてよかったよ」

「お互い、まずは旦那に話そう。」


ハーブティーを飲み終え、夜も更けていた。

仁科君も帰ってくるようだったので
わたしはアサミ宅をあとにした。


モヤモヤはため込まないで、
できることをやろう。

タクシーを降り、矢野さんに電話した。

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