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ラブホリック 380-出勤前に、コーヒーショップで朝食を。

矢野さんは、部屋まで戻ってくると水を飲ませてくれた。
心配そうに何度もわたしの顔をのぞきこむ姿に、
涙が出そうになった。


「こんなわたしでごめん…」

と鼻をすすってると
「情緒不安定な酔っ払いだな」と笑ってる。

ほんとこんなややこしい性格で申し訳ない…

矢野さんもベッドに入り、
後ろから抱きしめてもらいながら朝まで寝た。

一晩ぐっすり。

目が覚めると、ちょっと頭が痛いものの、
ほぼ復活した。

時間的にも余裕があるし、
外で朝食とって出勤しようということになった。

ホテルのズボンプレッサーを借りて、
そこからスーツのズボンを取る矢野さん。

「マメだね~」と言うと、「うるせー」と笑う。



二人でホテルを出て、駅ビルに向かった。

コーヒーチェーン店に入る。
目の前で、コーヒーカップを持ち、
ゆったりと飲む矢野さんの姿は、
夫ながらかっこいいのかも?と思った。

「何見てんだ」
と、矢野さんが眉をひそめる。

「マサキ、かっこいいね」

「ああ」

認めた。(爆)
否定しなさいよ。

しばらくして矢野さんは
わたしの肩越しのガラス窓に向かって、
誰かに会釈をした。

振り向いたら、お店の外に木村常務がいた。


常務の満面の笑み。
わたしも会釈をした。


そして常務はそのまま出勤して行かれた。

「常務に晩飲みに誘われてんだよな…」と矢野さん。

「だったの?じゃあわたし、ホテルで待ってようかな」

「そうだな。なるべく早く部屋行くから」

夫婦なのにデートみたいだな。
お風呂はちゃんと入れないけど、
ホテル連泊も楽しいな。


そう思っていると、矢野さんが
「嬉しそうな顔してる」とふっと笑った。


そりゃ嬉しいよ。
矢野さんと一緒にいられるんだもん。

コーヒーもおいしいし…


矢野さんのしぐさに目が奪われて、ドキドキする。

ふっと笑う感じ、こんなにかっこよかったっけな?





時間がきたので、店を出て社ビルに向かった。

コンビニを通り過ぎる時に、矢野さんが
「コーヒー買わなくていいのか?」と言った。

「さっき飲んだからいい」

「へー。オレは飲み物買おう」

ここも久しぶりだなー、とコンビニに入ると、
店員のお兄さんが矢野さんに、
「お久しぶりっす!」とこれまた満面の笑み。

ちゃんと知り合いなんだ…!(笑)


わたしの姿見た時より、
矢野さん見た時のお兄さんは
リアクションがよかった。(笑)


「支社戻ってきたーって感じするなー」
と矢野さんも嬉しそうだった。

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