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ラブホリック 379-飲み過ぎ注意。

「なんで何も言わねーの?」

「…だって、シャワー」

矢野さんはフッと笑って、
さっきより少し、色気のある攻め方が始まった。

酔いも残っていて、頭の中がぼんやりする。
首筋に舌が這って、体が快感で震えた。

スカートをずり上げて、足を開き
体重を掛けてこようとするから、慌てて押し返す。

「ちょっとマサキ!まだしないよ!」

「マジかー。すげーしたいんだけど。ヤバい」

「ダメっ」

「生殺しかよ…。じゃーいいよ、シャワー浴びよ。一緒に」

「…二人で浴びるようなスペースある?」


矢野さんはわたしの手を取り、
バスルームまで一緒に向かった。




熱めのシャワーで
先にわたしの体を流してくれた。

湯気がなんか気持ちわる…


急に酔いが回り、気持ち悪くなってきた。

「マサキ…やばい。吐きそう」

「え!?」

濡れたままお風呂を飛び出して、
ベッドに全裸で横になるわたし。

寝る体勢だと吐き気が治まった…
完全に酔ってる。

いい歳してこの醜態…

矢野さんも手早くシャワーを終えると、
バスタオルを巻いてベッドまで来た。

「大丈夫か?」

「うーん…」

横向くと吐く~。

矢野さんは心配そうにわたしを覗きこみ、
わたしのおでこに手を当てた。


ごめんなさい…
矢野さんも仕事に移動時間で疲れてるのに…

まだ明日も仕事あるっていうのに
自分の限界も考えず…

「浮かれて飲み過ぎたんだろ。もう今日はこのまま寝とけ」

「うん…」

「水買ってくるわ。エレベータ前に自販あったし」


矢野さんは服を着て、部屋を出て行った。


ああ…

あの残暑の時は、わたしの電話中に
ゴム買いに言ってたっけな…

わたしも、ケイゴさんがいたのに
のこのこ部屋まで行って、なんてやつだ…


あの日と同じリネン、同じカーテンの色
同じ素材のテーブル。


思い出が鋭く突き刺さるようによみがえった。

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