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ラブホリック 377-ガールズトークに彼が現れる。

そこまで言われたら、打ち明けてしまうわけで…

5月にあるマネ試験受けて
2Qから課長になって戻ってくるかも…
と言う話をした。


「へえ~!矢野さん帰ってきたら3課活性化しそう!
 支社の男どもはみんな矢野さん好きだもんね(笑)」

アサミも何となく嬉しそう。
わたしより仕事で関わってたもんね。

「元・夜の帝王だからね…。
 でもまだみんなには言わないでね。
 試験落ちるかもだし」

わたしがそう言うと、アサミが吹き出した。

「ユキってば、不吉なこと言っちゃだめよ。
 ユキが信じないでどうすんのよ」


…それはそうだけど。

信じてるけど、
こればっかりは神のみぞ知ることだし。


まあ飲みな、とお酒をすすめられた。

自分だけ飲んでもおもしろくないーと思いつつも、
どんどん飲まされて、最後はヨレヨレに…。

吐くとか歩けないとか、
そういうわけではなかったけど、
とにかく眠くて
その場から動きたくない感じで
酔っていた。


そうしているうちに
矢野さんが地元の駅についたらしく、
店まで迎えに来てくれた。

「矢野さんきたー」とアサミが言った。

「何?飲み過ぎた?」

矢野さんの呆れたような声が聞こえてきた。




矢野さんはドカドカと個室に入り、
わたしの隣に座る。

長時間の移動の後、
飲み過ぎた妻の介抱させてすみません…


「あれ?三輪飲んでねーじゃん」と矢野さん。

「はい。ちょっと」

「何だ?めずらしいな」

わかってない感じの矢野さんに、
アサミがふふっと笑う。


「矢野さんだけには言っていいですか?」

「おう。やけに含み持たせるな。なんだよ」

「あたし、ママになるかもしれません♡」


個室が静まり返った後、
「えーーー!」と矢野さんが言った。

わたしも、だらしなくテーブルに伏せながら、
思わず笑った。


「マジかー。いいじゃん。お幸せのピークじゃん。無理すんなよ」

「はい!幸せはピークじゃないですよ。これから右肩上がりです」

「そっか。いいな」


ぼそっと「いいな」とつぶやいた
矢野さんが可愛かった。


「矢野さんとユキだって、これからももっと幸せですよ」


ハッピーなオーラを纏うアサミの言葉を聞くと、
本当に、すぐにそんな未来が待っているような気がして
幸せな気持ちになった。

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