Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラブホリック > ラブホリック 372-恋が生まれた瞬間。

ラブホリック 372-恋が生まれた瞬間。

3人が打合せに行ったあと、
「高原さんって天然ですよね」と栗栖さんが言った。

梶君じゃなくて、高原君のほうが天然?

「そうなんだ?そつなくこなすタイプかと」

「仕事中はそうですけど、雑談してたらおもしろくって」

「へえー…わたしまだ大した雑談してないなぁ…」

わたし以外の3人で帰ることも多いし、
特に高原君と栗栖さんは同じ沿線だし、
雑談はしてるんだろうなー。

まぁ、仲いいのはいいことだよね。

…と、栗栖さんの方を見ると、
恋する乙女の表情だった。



ちょっとその顔!
だめよ!こんなところで!



「栗栖さん…」

「えっ?何ですか?」


ピンクチークのバラ色ほっぺで
キョトンとする栗栖さん。

「まぁ…気をつけてね…」

それだけ言い、咳払いをして仕事に取り掛かる。
栗栖さんは「?」といった顔をしていた。

見なかったことにしよう…

部内で、さっそく恋を確認した瞬間だった。



定時を少し過ぎ、お店の予約時間が近づく。

部長は会議が長引き、わたしも
ちょっと手が離せない件があったので、
先に3人でお店まで行ってもらうことにした。

部長遅いなー。

わたしの件は片付き、
帰れるように準備を済ませた。


それにしても、
人の恋愛感情ってわかるもんだな。

栗栖さんはわかりやすい子だけど、
にじみ出るものもあるよね。


わたしと矢野さんの関係だって、
気付いてて黙ってくれてた人もいたんだろうな…

わたしたちの場合は噂だけが先行してたから、
また状況が違うかなぁ。


栗栖さんが高原君を…


高原君、全っ然矢野さんと違うけど…(笑)


同期の元彼さんを見てないから、
何とも言えないけど
栗栖さんは好きになった人がタイプって
感じなのかもしれない。



「あーごめんごめん。待っててくれたの?ありがとうね」


部長が端末を持ち、
小走りで戻ってきた。

バッグを肩にかけて、
もうオフィスを出られるご様子。

わたしも帰る準備万端。

部長と一緒にエレベーターを降り、
店まで歩く。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。