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ラブホリック 367-うっかり彼の性癖を知る。

ドアが開くと、「ユキ!」と声が聞こえた。

「おかえりー」と、
玄関まで行くと、矢野さんは嬉しそうに笑った。


その後は、息苦しくなるほどのキス。
飽きるまで唇を重ね、
矢野さんは「やりてー」と言った。

直接的な表現…

「…今はエッチしないよ。ごはんは食べた?」

「食ってない。おまえは何食った?」

「新幹線の中で駅弁とビールを…」

「あーいいな。つーかおまえも
 立派なオッサンになりつつあるな」
と苦笑する矢野さん。


新幹線の中のあの組み合わせ、
異様においしく感じる。
ビールも3割増でおいしい。

隣の人には二度見されるけど…


「せっかくだからおまえと家でゆっくりしたいし、
 コンビニ飯でいいや。一緒に買いにいこ」


矢野さんはスーツ姿のまま手を出して、
わたしはその手を取る。

二人手をつないで、近所のコンビニまで歩いた。


慣れた道を二人で歩いてるだけで、
こんなに幸せなものなのか。


矢野さんが隣で嬉しそうに
笑うだけで、喜びが身にしみる。

離れて2週間余りで、
すでにギクシャクしていたけど、
会ってしまえば不安も吹き飛び、
一緒にいられる喜びに浸った。

コンビニの商品を選ぶのも楽しくて、
かごにたくさん入れた。

矢野さんの好きなショートケーキも買った。

「こんな食いきれるかな」と笑う矢野さんと、
袋の持ち手を片方ずつ持つ。

新婚ごっこだと言いながら、また帰路に着いた。


家に帰り、矢野さんが
テーブルの上を片付け始めた。

「ちょっと掃除してくれた?なんか部屋の中違う」

「軽くしかしてないよー」

参考書類を、さっきの
エロスDVDがあったデスクに
矢野さんが置く。

わたしは、何を食べようか、
コンビニの袋の中を吟味していた。



「あ。見た?これ」と、
矢野さんがDVDを指さした。

え、えーと…

「中身までは見てないけど、ジャケットは見た…」
と正直に申告した。

しばらく見つめ合い、二人で苦笑い。

「なんかすげー恥ずかしい」

矢野さんは、ちらっとわたしを見ると、
「引いた?」と聞く。

「ううん。マサキがしたいなら、いいよ」と答えた。

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