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ラブホリック 361-後輩男子を見直す。

翌朝、出社してコーヒーを買っていると、
「おはようございます」と後ろから声が聞こえた。

振り向くと、少し遠慮がちな梶君だった。

「早いねー今日は」

パーンと背中を叩き、
昨日は何もなかった感を出してみる。

「はい。早く起きたんで、早く来ました。
 七瀬さん朝早いですね」

「うん。この時間が好きなんだ」

なぜかわからないけど、後輩の子には、
サバサバした自分を演じてしまう節がある。

本来、陰気だからだろうか?



梶君と一緒にエレベーターで上がる。


入館カードをつけていないことに気づき、
バックから出そうとすると、
梶君のカードでドアを開けてくれた。

「おー。サンキュー」
とサバサバと礼を言い、席に着いた。

うーん。

梶君の、必要以上に殊勝な態度、
やりにくいな…
何か雑談しかけようか。

あ、確か宴会のお店予約を梶君に頼むって
部長が言ってたな。

「ねー梶君、お店決まったの?部長に頼まれなかった?」

梶君はミーアキャットのように
背筋を正してこちらを見る。

「まだ決めかねてるんですけど、いくつか候補出してます」

ちゃきちゃきと説明してくれて、
タブレットで店を出してくれた。

おお。こういうの、彼の得意分野?
意外とプレゼンとか得意なんじゃない?


「あー、ここおいしそうだなー。落ち着いてるし」

和食のお店に目が留まった。
矢野さんと過ごすうちに
わたしもすっかり和食党になっていた。


「七瀬さん和食好きなんですか?」

「うんー。何でも好きだけどねー」

「じゃ、ここにします」

梶君は、ささっとネットから予約してしまった。


「い、いいのかな?わたしの一言で」

「いいですよ。うちのリーダーなんですから」

にこっと優しい笑顔。
なんだー、こんな顔できるんじゃん。

勝手に先入観持ったらだめだな。
きっとリス管部の適性があると判断されて
ここに来たんだろう。

色眼鏡で見ちゃだめだな。

お店は決まり、小林部長が来るのが楽しみだった。

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