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ラブホリック 358-後輩男子に迫力出して叱る。

離れていることを、嘆いてばかりじゃいられない。
仕事はがんばらなきゃ。

支社リス管部、
最初の数日間は忙殺されずに過ぎた。

決算処理はあったけど、
清水さんがほとんど片づけてくれていたし
まだ新規案件もパラパラしか
発生していないので、落ち着いて
メンバーに事務運用を教えることができた。

何より、栗栖さんがさばいてくれるので
非常に助かった。


そして、男性メンバー二人。

いわゆるおぼっちゃん風の
高原君は、優等生タイプ。

矢野さんが突如妬きだした
梶君は、生意気タイプだった。

高原君はわたしの1期下。梶君は2期下。

高原君は勘のいい人で、気が利くし、
おそらく清水さんみたいな
人材にしたいんだろうな、と
会社の思惑がうかがえた。


栗栖さんいわく、
矢野さんに似ているという梶君。

口答えするし、生意気だし、
仕事ができるかといえば
うーん?な感じだし…

矢野さんと似てるのは
スーツがジャストサイズな
ところだけじゃないのか?と
思うような感じ。


なんでリス管に来たんだろう。
情シスから出されたのかな。

支社では、情シスは
旧管理部の隣に配置されていたので、
顔見知りではあったけど
彼と話すことはなかった。



そして今日、メンバーに対して
わりと熱く業務の説明をしていた時、
わたしの指輪を見た梶君が言った。



「七瀬さんて結婚してたんですか?」



一同、シーンと静まり返る。


今のわたしの渾身の説明…聞いてた?



どうやらわたしは、
女子には厳しくできないけど、
男子には本性が出るらしい。




「ちょっと!今の聞いてた!?
 ここに遊びに来てんじゃないんだよ!」

バンっとテーブルを叩く。

矢野さん混じりのわたしのエキサイト具合に、
高原君も栗栖さんも固まる。

梶君も「すみません」と
組んでた足を揃えて座り直した。

説明、質疑応答を終え、
各自業務の続きに手を付けた。

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