Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラブホリック > ラブホリック 354-彼の実家の部屋に入る。

ラブホリック 354-彼の実家の部屋に入る。

すき焼きは全員で完食。
ソラ君とナツキさんは食べるとすぐに帰って行った。
いつも帰りの遅い旦那さんが、早めに帰ってきたらしい。


洗い物を申し出るも
「いいのよーどうせ洗い物は食洗機の仕事だから。
 マサキの部屋行っといで」
と笑顔のお義母さん。

「ほら、気ー使わないで!
 マサキなんか手伝う気もないんだから。見てあれ」
と肩を叩かれた。

矢野さんは怠惰な感じでソファに横になっていた。(笑)

ほ、本当に食べるだけ食べちゃって、
何もしなくていいのでしょうか…

すっかりお客さんで、
嫁のスタンスがわからないけれど…

しかし矢野家のみなさんは
言葉に裏がなさそうなので
素直にお言葉に甘えることにした。
もっと気を抜いたほうがよさそうなぐらいだった…




「お風呂の時間になったら呼ぶから、ゆっくりねー」

「はい」

お義母さんにそう言われて、
ドキドキしながら階段を上がると、
廊下の突き当たりに矢野さんの部屋があった。


矢野さんがドアを開く。

目の前には少年の部屋があった。


矢野さんのマンションはモノトーンで
大人の雰囲気だったけど、

ここには学習机があったり、
サッカーボールやユニフォームがあったり
たくさんのマンガが並んでいた。

中高生の頃から変わっていないような、そんな部屋だった。

「何笑ってんの。座っていーよ」

矢野さんは訝しげな顔をしていたけど、
昔の矢野さんを知れた気がして、嬉しかった。


隙のない矢野さんの、隙のある感じの部屋。

「マサキ、マンガ好きだったんだ」

「おう。毎週サンデーとジャンプ買ってた」

うわー。可愛すぎる。
今更のギャップ萌えに、顔がにやけてしまう。

今、馬車馬のように働くアラサー男性は
かつてはサッカー少年だったんだなー。

わたしもマンガは好きだった。
少年マンガは、お父さんか買ってくるジャンプしか
読んでなかったけど。

「マンガ見てもいい?」

「いいよ」

知ってるのあるかなー、と物色していると、
後ろからがしっと抱きしめられる。

軽くだけキスをして離れた。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。