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ラブホリック 353-彼の実家。

夕方、矢野さんちに到着。
一番はじめに出迎えてくれたのはソラ君だった。
前に会った時より言葉が増えてる。

矢野さんは
「ソラ、元気だったかー?」
と片手で抱っこする。


そして、お義母さんとナツキさん(義姉)がいた。

「おかえりー。夕飯すき焼きにしたよ。食べる?」

「うん。軽く食うわ」

「いっぱい食べてよー、お肉たくさんあるから」

いつも食べる時間よりは早いので、
小腹が空いているぐらいだが
ごちそうになることにした。

何か手伝おうとすると、お義母さんに
「ユキちゃんもマサキも休んでていいよー。
 自分の家だと思って寛いで。
 ナツキだって座ってるんだから(笑)」
と返され、おずおずとナツキさんの隣に座る。

ナツキさんはソラ君と矢野さんが遊ぶのを見ながら、
フレンドリーにいろいろ話しかけてくれた。

「式場とか決めたの?」

「いえ…まだ全然手を付けられてなくって」

「どっちにしてもマサキが
 こっちに帰ってきてからのほうがいいよねー。
 焦らなくてもいいんじゃない。
 戸籍上ではもう夫婦なんだしね」

「そうですね」

また、矢野さんとソラ君に目を移す。

やっぱり血がつながってるからか、似てる?
目元とか、横から見た感じとか。

いつ見ても微笑ましい二人だった。


「小さい頃のマサキさんと今のソラ君って似てますか?」

ナツキさんに聞いてみると、
「そうなのよ!似てんの!
 性格は全然似てないんだけどね~。
 ちょっと見せてあげる!」
と、大きなアルバムを出してくれた。

開いてみると、
うわあああ…

ちびっこの矢野さんがいる。
ほぼソラ君だった。(笑)

ソラ君も矢野さんもこちらに寄ってきた。

「姉ちゃん、勝手に見せんなよー。
 変なのあったらどうすんだよ」

矢野さんが言うと、ナツキさんが一蹴した。

「変なのって何よ。そんなの自分で処分しときな」

バツが悪そうな矢野さん…(苦笑)
女子と写ってる写真の心配を?


最初からページをめくると、生まれたての矢野さんと
小さなナツキさんがいる。

かわいいなぁ…本当にかわいい。
この赤ちゃんが矢野さんになっていくんだな。



何枚かページを繰っていると、ソラ君が
テーブルに指をかけて覗きこんだ。
ちらっと目があって、恥ずかしそうにしている。

「一緒に見る?」と聞くと、こくっと頷く。
ドキドキしながら抱き上げて膝に乗せ、
隣に矢野さんが座った。



いいな。
わたしも、あったかい家族を作れるかな。
矢野さんと一緒に。

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