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ラブホリック 342-4月からのこと。

前にも考えていたけど
支社に戻ったらまた
おじいちゃん先生に診てもらおうか。

あのクリニックには
ケイゴさんとの思い出もあるけど
つき合う前からずっと通ってた場所。

近くには別の薬局もあるし…

ケイゴさんと顔を合わせることなく
通院するのは十分可能だった。


クリニックは、2沿線の間にあった。

ケイゴさんの勤める薬局と、
前の一人暮らしマンションがあったのはA線。
栗栖さんや矢野さんの実家に通じる電車はB線。

クリニックには自転車で行けば
B線からも通える距離にある。

新居はB線沿いで探そうかな。
大きなお風呂のマンションってあるのかな?


4月からの仕事には、あまり不安はない。

今の業務内容より専門性が上がるものの
慣れた場所で、慣れたメンバーがいる。

本社を離れる寂しさの反面
支社に戻れる嬉しさもあった。



早く試験に受かって、戻ってきてね。

ぐーぐー寝ている矢野さんの頬にキスをした。


3月最後の土日は、荷物を自宅に発送する以外は
いつも通りに過ごした。



クローゼットはわたしの荷物がほとんどなくなった。

不安とか、寂しいとか、心配だとか
そういう言葉はもう口にしなくなった。

昨日の晩に、ようやく
身も心もつながった実感があった。

矢野さんもそうだったんだと思う。


4月から、週末は交代でお互い
会いに行く約束をしている。

4月は一度わたしも本社出張が入っているし、
4月末にはアサミと仁科君の結婚式がある。
そこまで乗り切れたら、GWは一緒に過ごせる。

GWが明ければ、ひと月に渡るマネージャー試験が始まる。
6月に合否が出るので、受かっていたら、
あとはA社案件の進捗次第で支社に戻ってくる。

ちなみに5月の試験に落ちれば、
次は11月に試験が実施される。


一発で受かるのかなぁ…
決して簡単な試験じゃない。

お守りとか買おうかな。
こんな時だけ神頼み。


「受かるって。オレは有言実行タイプだから」
寂しがっていた矢野さんは、
仕事に関しては自信満々なようで…

それだけ言い切ってくれたら、
本当に受かりそうな気になるから不思議。

信じるしかない。
わたしもがんばるしか!

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