Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラブホリック > ラブホリック 336-辞令の通知が出る。

ラブホリック 336-辞令の通知が出る。

浮上したとは言え…
まだ、ため息は出る。


橘さん、素敵だったな。
絵にかいたような素敵女子。
しっかりしつつも物腰柔らか。

矢野さんもなんで中途半端なことしたんだろ。

二人がうまくいかなかったからこそ、
わたしと矢野さんの今があるんだけど…

若気の至り?


それでも、橘さんが矢野さんを見ていた目を
思い出すと、どうにも不安がよみがえる。

あれは懐かしさだけじゃないよ。
どうでもいい人を、あんな目して見ないよ。

と思うも、
いやいや、既婚者同士だし
と暗い考えを振り切る。

…でも、結婚してたって、
恋に落ちることもあるのかもしれないし。

ため息をついてまた仕事に取り掛かる。



夕刻になり、辞令の通知が社内webに貼られた。

今回の組織改正にあまり関係のない部からは、
驚きの声も聞こえたけど、
事務部門はみんな普段通り。

営業部の通知には、橘さんの名前はなかった。
4月入社だからか。

今日は18時から管理部の送別会がある。
一度ロビーに集まって
お店に向かうことになっていた。

ふと周りの席を見ると、
メンバーに「七瀬さん、行くよー」と
声を掛けられる。


だめだ。

集中力を欠いていたことを
差っ引いても仕事が終わらない。
送別会後、オフィスに戻って続きするか。

バッグとジャケットを持ち、
メンバーの後を追いかけた。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。