Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラブホリック > ラブホリック 334-妬み全開。

ラブホリック 334-妬み全開。

「そうなんです。一応、1クール…
 2クールまでには
 支社に帰してくれるらしいんですけど…」


橘さんにそう答えると、
向井さんも言い添える。

「会社が始まって以来の
 大掛かりな組織改正だったからね。
 七瀬さんもマサキも犠牲者だよ」

ああ、本当その通りで…
向井さんと顔を見合わせ頷いた。

橘さんも、深刻そうな表情で
「そっかぁ…早く一緒に暮らせるといいね」
と言ってくれた。



お店を出て、橘さんとマイちゃんは駅の方へ。

わたしと向井さんは、
横断歩道を渡ってオフィスに戻る。

ここで解散しよっか、と
お店の前で別れようとした時、
橘さんが道路の向こうを見ながら、
「あ…」と言った。

見てみると、開発部のメンバー。
その中に矢野さんもいた。

みんな、こちらには気付かない。
橘さんは嬉しそうに微笑んだ。

「全然変わってない。懐かしいー」

その視線は、矢野さんに向けられていて、
それを見るのがとても苦しかった。





橘さんは、とてもいい人そうだ。
それは素直にそう感じた。

話を聞いていると、
旦那さんとも仲良しだそう。

マイちゃんに、時折
手を焼きながらも、
育児も楽しんでいるようだった。



でも…

考え過ぎかもしれないけど

橘さんとの会話は、すごく気を張って
疲れてしまった。

話していると、
劣等感に襲われてしまう。


こんなモヤモヤした感情を
ママに抱いてしまって、
マイちゃん、ごめん…


落ち込むばかりで不安は拭えなかった。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。