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ラブホリック 332-嫉妬、落胆、自信喪失のスパイラル。

橘さんは、営業部に挨拶に回った後、
小林部長席にも来た。



「小林部長!お久しぶりです~」

「菊池さん、久しぶりだね~。
 変わってないね。ママになっても」

和やかに談笑している姿をちらっと見ると、
橘さんとふと目が合い、お互いにこやかに会釈をした。


はー。

わたし、引きつってなかったかなーーー。


橘さん、わたしと系統は似ているけど、
さらに洗練されていてセレブ感もあり
気持ちの面からして負けてる感じ。


…って、橘さんにはかわいいお子さんもいるし、
ご結婚されてるんだけど。
菊池から橘になっているわけなんだけど。

わたしだって、結婚してる。
七瀬から矢野になっているんだけど…


しかし、こんなイケてる方と矢野さん
適当な関係を結んでいたの?
いいご身分だなー

リナさんはどれだけおきれいだったのか
想像を絶する。

前に、友永さんが
「好きな子は矢野君にとられる」
みたいなこと言ってたのは、
橘さんのことも含まれてる?

そりゃ矢野さん、
ひんしゅくも買うだろう。

そんなことをぐるぐる考える。


あー情けない。かっこ悪い。
嫉妬して。バカみたい。


矢野さん、この人が忘れられずに、
わたしを選んだの?
自分で言うのは悲しいけど、
わたし、橘さんの劣化版じゃん…



嫉妬に苛まれた私は、
どんどん卑屈になった。




「七瀬さん!ランチいこ!もう強制。菊池も行くよ!」



橘さんと小林部長の話が弾んでいる中、
向井さんが管理部まで来てくれて、
わたしの背中をバンっと叩く。



「あ、彼女が…?」と、橘さんが言う。

「そう。この前話したマサキの奥さん。七瀬さん、この人が菊池。」

ガチ対面。
身長も一緒ぐらいだった。

「は、初めまして。七瀬ユキです!」

「初めまして。橘ユイです~。かわいいね~」
と、にっこりと微笑む橘さん。

いや、誰がみても橘さんの圧勝です。

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