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ラピスラズリ 167 道徳観念

「ごちそうさまでした。
ありがとうございました」

と田島さんに礼をし、乗り込んだら

「ちょっとそっち詰めて。」
と田島さんが乗り込んできた。

「えっ??ちょっと何ですか」

軽くパニックになってると、
田島さんは怖い顔をしていた。


「話はまだ終わってない。
山下さん、運転手さんに
行き先言って」

「あ、えっと…とりあえずまっすぐで…」


田島さんはちょっと怒りながら、
足を広げて座り、窓の外を見ている。


なんで私が怒られないと
いけないのでしょうか…


すると、容赦ない言葉が投げられる。


「自分は悪くないと思ってるんだろ」


ドキ。

正解ー。


「そういうとこな、
見えてるんだよ。俺には」


「かわいくねー!って思ってるんですか」


「ああ。俺の事好きなくせに、
意地張りやがってって思ってる」


田島さんの台詞直後、
車内が緊迫したように思えた。
(運転手さんまでもが)


「た…たしまさんだってっ…」


私のこと、好きなんでしょう?


…とは、言えなくて。



「俺だって、何?」

田島さんは、冷静に尋ねてくる。


『私のこと好きでしょ』なんて…
奥さんいるひとに、聞けないよ!


そういう常識?道徳観念?
は、持ち合わせているつもりだもの。

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