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ラピスラズリ 166 図星

「俺もさ。こんな立場で
言える話じゃないけど。
山下さんは、なんかいつも
自分は被害者、って顔してるよね…
自分の手は汚さず、
間違いのない人間で
いたいのかもしれないけどさ」


「……どういう意味ですか」


「こっちの顔色で意見変えるしさ。
恋愛で言うと、よく知らずに
好きでもない男とばかり付き合って、
学習しないじゃん。
結婚したいんだろうけど、迷走しすぎだよ」


「………」


ボロボロです。
迷走してます。
だって、これが私の精いっぱい。

でも、田島さんに
そこまで言われる筋合いは…


「萩原だって、そういう
はっきりしないとこが
イラッとしたんじゃない?」


「…そうだとしても、
していい事と悪い事があります」



昨日の行為だけは、どうしても我慢ならない。
いくらあれが愛情の上だとしても。



田島さんは、
酔ってキスして
私に説教して、その上
萩原さんの肩を持つんだ。



「……もう、帰ります」

これ以上言われたら、
立ち直れない。


無言で大通りを歩き、
田島さんがタクシーを呼びとめた。

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