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ラブホリック 309-2月末の残業中。

週明け。
怒涛の月末。

定時を大幅に回ってから、プチ休憩に立つ。


休憩フロアに行くと、背中を向けた矢野さんと
矢野さんと向かい合わせの池田さんがいた。
打ち合わせ?

「あ、お疲れ様!矢野さん、七瀬さんですよ」

「あ?おう。どうも」

池田さんが矢野さんに伝えるも、
超他人行儀な応答。(笑)

少し離れて座ろうとしたら、池田さんが
「休憩ならこっちおいで!ひと段落ついたから」
と手招きしてくれた。


二人の様子を見ると、何か引継…かな?

「よくできる池田に、オレの手持ち業務分けてんの。」
と矢野さん。なるほど。


「矢野さん、飲んだら奥さんに
 ベッタベタしてたのに、今クールに装ってますね?」

池田さんにからかわれてる。(笑)

「オレは亭主関白なんだよ」と言う矢野さんを
池田さんと二人で笑った。




つい、ゆっくりしてしまったけど、
あまり時間はない。
まだ仕事が残ってる。

炭酸のペットボトルのふたを締め、立ち上がった。



「おじゃましました。上戻りますね」

「忙しいのに引きとめてごめんね」と池田さん。

「いえ、楽しかったです(笑)こちらこそお邪魔しました」

立ち去ろうとすると、
ずっとノートPCの画面を見ていた矢野さんが、
少しだけ顔を上げて、無表情で言った。

「ユキ、帰る時内線ちょうだい。
 オレ自席いるから。一緒に帰ろう」

そう言うと、また目線をふいっと画面にやった。


なんか…ツンデレ!


池田さんがわたしに目配せして
「ラブラブ」と笑う。

恥ずかしいけど、嬉しい。
夫婦だけど、カップルみたい。

こういうのいいなぁ…♡

うきうきと管理部フロアに上がり、
残りの仕事を仕上げにかかった。

「七瀬さん、もう帰れそう?」

そろそろ終わろうかという時に、
小林部長に声をかけられた。

他の管理部メンバーも残業していたが、
わたしが道草食っていたせいもあり
残るはわたしと部長だけになっていた。


「はい。もう帰ります。」

「よかった。遅いところ申し訳ないんだけれど、
 少しだけ話させてもらってもいいかな?」

「はい…?」


何の話だろう…?

小林部長は、わたしの隣の席のイスに座った。

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