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ラピスラズリ 60

岡田さんはお弁当を食べ終えて
ランチバックのジッパーを閉じ、続けた。


「梶マネ、結婚してた時もあるの。
るりちゃんに引かれたらやだなと思ったら
何にも言えなくて。ごめんね」

「そう…だったんですか……」

梶さんと結婚するつもりはないらしい。
でも別れられなくて。

このままでいいのかなって思ってる
と岡田さんは話してくれた。


「転職も考えてないわけじゃないんだよね。
もう、年齢的にもさ」

岡田さんは29歳。
恋に仕事に、もうワンステップ……

みんないろいろあるんだなぁと思いながら
今までよりもぐっと親近感が増した。



午後からの業務に戻る。
今日は普通に帰れそうだ。
後は田島さんの電話を待つだけ。


「あっ、瑠璃ちゃん。田島いる?」

萩原さんが訪ねてきたけれど
本日は直帰だと伝えた。

「ちょっと見たいデータあるんだけど、
瑠璃ちゃん持ってない?」

「あ……どんなのでしょうか…」

萩原さんが隣に座った。
部内専用のフォルダに置いてあるデータが
見たいそうだった。

私のマウスを使って、サクサク開けていく。

「……あーこれ。ちょうだい。
メール添付でいいや。
うちの部署入る権限ないでしょ」

「はい」

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