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ラブホリック 292-結婚式場探しと元カノさんの話。

わたしがお皿を片づけていると、
矢野さんが言った。

「それより…
来年度はいつから一緒に住めるんだろうな。
オレはそっちのが心配」

「そう言えばわたし、休暇申請取り下げられた。
結婚式どうしよっか」

「んー…」

矢野さんはタブレットを取り出し、
調べ始めた。

「国内にするか…。どうせ親族だけだし…」

一緒に画面を覗いていたら
矢野さんが顔を上げてキスをする。

「ちゃんと調べて」と言うと、
素直に続きを調べ始めた。


「アサミと仁科君はホテルだって。
披露宴は会社の人も結構呼ぶって聞いたけど」

「ん~…。なんかよくわかんねーな…。
ユキに任せる!大体決めたらまた言って。
オレは何でもいい」

「…了解。(笑)」


前に予約した式場はもう行けないし。

でも、こじんまりしててよかったなぁ…
そう思うのは不謹慎かな。

矢野さんも前、リナさんと
結婚するとか何とか言ってたような?

「ねえ、マサキは式場見に行ったりしたことある?」

「あ?どうだったっけな。忘れた」

この返事はあるな?

「そことかぶりたくないなぁ…」

ぽつりとつぶやくと、
矢野さんはテレビを見ながら
「かぶらないんじゃね?」
と言った。


そこでふと、ある疑問が浮かび、尋ねてみた。


「リナさんとは、別れてから全く連絡取ってないの?」

「こっちからはしてない。たまにメール来てるけど」

「えっっ!?来てたの!?」


驚きで、声が大きくなった。


一方的とは言え、
リナさんと連絡取ってるなんて
知らなかった…

でも、10年以上のお付き合いだと、別れても
もう切っても切り離せない仲なんだろうか?


矢野さんは、
「あいつはオレが結婚したこと知ってるし、
向こうも男いるし、やましい関係ではないけど、
おまえが嫌なら切るよ」
と、言った。


そうやって冷静に言われると、
妬くのが後ろめたくなって、
物分かりいい返事をしてしまいそうになる。


それに、つきあい始めの
わたしのフラフラ感を考えると…

矢野さんもよく見捨てず
つきあってくれたなとも思う。(汗)

元カノさんをはじめ、浮気はしないと思う。
少なくとも、今は。

愛されている実感もある。

なのに、わたしは何が不安なんだろう。

そんなことを考えながら
お皿を洗っていると、
「何か言ってよ。」
と矢野さんが苦笑した。

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